すず引きの銅道具の手入れは、実はひとつだけです。使ったら早めに洗い、水気をよく拭き取って乾かす。これだけです。困るのは手入れの手順よりも、やってはいけないことを知らないまま使ってしまうことです。研磨剤や金属たわし、金属へら、食洗機。この四つを避ければ、すず引きは長く保ちます。
すず引きとは何か
すず引きは、銅の表面に錫(すず)の加工を施したものです。丸新銅器の銅 玉子焼 関東型 18cmは、本体が銅で内側表面にすず加工、柄は木製です。ツボエの銅製おろし金 ミニ大(DO-060)も、素材は銅(すず引き)と表記されています。どちらも新潟県燕市(燕三条)の日本製です。
銅を選ぶ理由は熱伝導の高さです。玉子焼は板厚1.3mmの厚手の銅板が熱を均一に伝え、中までふっくらと焼き上げます。サイズは180×180×33mm、重量は約780gで、卵五つから六つ分のだし巻き卵が焼けます。
使ったあとの手入れ
- 調理が終わったら、温度が下がってから洗います。
- 柔らかいスポンジで汚れを落とします。
- 水気をよく拭き取ります。ここが一番大切な工程です。
- 完全に乾かしてから保管します。
おろし金のように目が立っている道具は、目の間に食材が残りやすいので、使った直後に流してしまうのが楽です。
やってはいけないこと
- 金属たわしや研磨剤でこする。ツボエのおろし金は、すず引きのためこれらを避けるよう案内されています。
- 金属へらを使う。銅 玉子焼 18cmは、金属へらの使用を避けるよう明記されています。
- 食器洗い乾燥機に入れる。銅 玉子焼 18cmは食器洗い乾燥機使用不可です。
- IHクッキングヒーターにかける。銅 玉子焼 18cmは直火専用で、IHには対応していません。
- 濡れたまましまう。銅もすずも、水気を残すことが一番の敵です。
よくある質問
届いたらすぐに使えますか。
銅 玉子焼 18cmは本体と柄が別々でのお届けです。付属の釘で柄を取り付けてからご使用ください。
内側の色が変わってきました。
使用に伴う変化です。研磨剤で磨いて戻そうとすると、すず引きを削ることになります。
銅の道具は重いですか。
玉子焼18cmは約780gです。ほどよい重みがあることで安定し、きれいに焼けます。おろし金ミニ大は約80gです。


